グアム旅行をするのなら、ぜひ訪れておきたい「ロタ島」。グアムについて書かれたどのガイドブックを見ても、最後の数ページでしか紹介されていないような島ですが、エメラルドグリーンの美しい海や、ありのままの姿を残す大自然など、グアムとはまた違った雰囲気を楽しむことができます。
そこで今回は、グアムとサイパンのちょうど真ん中に位置する小さな島「ロタ島」について、その魅力を詳しくご紹介していきます!
ロタ島は、グアムとサイパンのちょうど真ん中、飛行機で片道30分という距離に位置していながら、リゾート開発が進んでいないため緑豊かな熱帯の原生林や荒波の打ち寄せる断崖絶壁など、迫力満点の自然がたくさん残っている島です。
島は日本の伊豆大島とほとんど同じ大きさで、人口はおよそ3000人。島内にはチャモロの文化や習慣が現在も色濃く残っています。そんなロタ島の魅力は何と言ってもその海の美しさ。
珊瑚礁に囲まれた海は世界屈指の透明度を誇り、水深30メートルの海底の砂紋がくっきり見えるほど。グアムやサイパンの海とは全く水質が異なり、時間によって色を変える神々しい青の光は「ロタブルー」と呼ばれ、世界中のダイバーたちを魅了しています。
気候はマリアナ諸島の中でも最も穏やかで、年間平均気温は27℃。特に12月~6月は乾期で湿度が下がるため、一年の中でも過ごしやすい時期になっています。
ロタ島はグアムとサイパンのちょうど真ん中に位置していて、どちらからでも飛行機でしか行くことができません。所要時間はいずれも片道30分程で、毎日運航しています。
ただし、グアムから行く場合には国際線扱いとなるため、出入国にはパスポートと日本へ帰る際の航空券の提示が必要です。
ロタ島への航空券は大人の往復がおよそ150~200ドル。グアムからの日帰りツアーも出ているので、滞在中に足を伸ばして見るのもおすすめです。
ロタ島では、都会にはない大自然を思いっきり満喫できるアクティビティに挑戦するのがおすすめです。
世界屈指の透明度を誇るロタ島の海は、ダイバーたちの聖地とも言える場所。ビギナーの方は、島内にあるダイビングショップで体験コースに参加するのがおすすめです。日本人インストラクターが常駐しているところも多いので、言葉に不安がある人でも安心して楽しむことができます。サンゴが群青するコーラル・ガーデンはシュノーケリングでも充分に美しい海を堪能することが可能。ダイビング経験者はミクロネシアの島々でも一番の美しさを誇る洞窟ポイント「ロタホール」にチャレンジしてみるのもおすすめです。
ロタ島周辺の海にはマヒマヒやカツオなどのさまざまな種類の魚が生息していて、ルアーや生き餌などを使った「トローリング」と呼ばれるスタイルの釣りを楽しむことができます。釣った魚は島内のレストランで調理してもらうことも可能です。
公共の交通機関がないロタ島で観光やアクティビティを楽しむには、ホテルなどが主催するオプショナルツアーを利用するのがおすすめです。片道30分で行ける距離ですので、ぜひグアム滞在中にロタ島へ行ってみてはいかがですか?
作成日:2017/02/03