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海外旅行に行くと、盗難など思わぬトラブルに巻き込まれたり、体調を崩してしまったなどの緊急事態になることがあります。そこで、旅先で病気や盗難にあった際に力になってくれるのが、海外旅行傷害保険です。ここでは、海外旅行傷害保険について詳しく解説します。

海外旅行で起こりうるアクシデントとは？

海外旅行中に何らかの事故やトラブルに巻き込まれる発生率は、一昔前に比べて増加している傾向にあると言われることがあります。そのため、万全の注意を払っていても、アクシデントに巻き込まれるのをどうしても避けられない場合があります。海外旅行をする前に、海外旅行ではどんなアクシデントが起こりうるのか考えてみましょう。

● 店の商品を壊してしまう、ホテルの備品に傷を付けてしまうことで損害賠償責任を負ってしまう
● パスポートといった貴重品の盗難被害にあってしまう
● 搭乗予定だった飛行機の到着が遅れてしまう
● 旅行中に病気になったり、事故によるケガをしたりして、救急車で運ばれる、もしくは治療を受ける

上記のような予期せぬトラブルに備えて、海外旅行傷害保険には必ず加入してから出発することをおすすめします。

海外旅行傷害保険とは？

海外旅行傷害保険は、被保険者（保険をかけて、アクシデント発生時に補償を受けられる人）が海外旅行をする際に、家を出発してから帰還するまでの間に受ける可能性のある各種のトラブルを補償しています。以下で、補償内容の一部を紹介していきます。

● 傷害後遺障害（旅行行程中に負ったケガによって、後遺障害となった場合の補償）
● 賠償責任（旅行行程中に誤って他人にケガをさせたり、ホテルの備品といった物を壊したりしたために賠償責任を負った場合の補償）
● 携行品損害（旅行行程中にパスポートやデジカメといった携行品が盗難にあったり、壊れたりした場合を補償）

保険会社によっては各種の補償と併せて、滞在先での病院の紹介や手配、通訳などといったサポートサービスが充実している場合もあるのでチェックしてみてください。

海外旅行傷害保険にはさまざまなタイプが

海外旅行傷害保険には、各種の危険を総合的にカバーするタイプの保険のほか、必要な補償だけを選んで契約するタイプ、治療や救援費用を無制限でカバーするタイプ、ファミリー向けに家族旅特約が付いたタイプ、留学や駐在など長期旅行に対応するタイプなど、各社で実にさまざまなプランを用意しています。

そのため、旅の目的や日数に応じてカスタマイズし、必要な補償を追加して契約することが可能です。

契約する際には、保険会社や代理店のほか、インターネットや空港の専用窓口や自動販売機で手続きをすることができます。

中には、クレジットカードに付帯している海外旅行傷害保険もあるものの、保険会社の海外旅行傷害保険と同じような補償内容ではない場合もあります。補償内容を確認して、必要ならば別途海外旅行傷害保険を契約しましょう。

海外旅行傷害保険に加入しなければどうなるの？

保険に未加入の状態で、現地において病院や救急車を利用した場合、保険がきく日本とは違い高額な出費になる場合があります。

もしトラブルが起きて旅行が続行できず、新たに航空チケットを購入して日本に帰らなければならないときも、保険に加入していなければ、その費用を全て自己負担しなければなりません。また、ホテルで誤って水漏れを起こしてしまったら、高額な補償費用を負担させられることも……。

このように海外旅行では、万が一のときに保険に加入しているのとしていないのでは、自己負担額に驚くほど大きな差が出てしまいます。もしトラブルが起きたとしても安心して対応することができるように、海外旅行に出掛ける前には必ず保険に加入するようにしましょう。

作成日：2015/08/06