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海外のホテルでは、文化をはじめとしたさまざまな違いにより、思わぬトラブルが起こる可能性があります。せっかくの旅行もトラブルが発生してしまうと、楽しみが半減してしまいますよね。安心で快適な旅ができるよう、海外ホテルで起こり得る代表的なトラブルとその対処法をご紹介します。

予約したはずの部屋が用意されていないオーバーブッキング

海外ホテルでは可能な限り満室にしたいがために、キャンセル数を見込んだ上で部屋数よりも多くの予約を受けるようにしています。この見込みが間違ってしまうと、部屋が足りないという「オーバーブッキング」が起こってしまいます。

その他にも、飛行機の遅延や出張スケジュールの変更などで、延泊を希望する人が出てきます。このような事でもオーバーブッキングが起こる可能性があるのです。

このような場合の対処法としては、まずチェックインはなるべく早めに済ませる事。時間が遅くなればなるほど、他のお客様で部屋が埋まっていってしまいます。もし、チェックインが遅くなるようであれば、必ずホテルに電話を入れておくようにしましょう。

それでも回避できない場合は、何とか部屋を提供してもらえないか相談する事です。当初のグレードとは異なるかもしれませんが、他に空きがあれば確保してもらえるケースがあります。

また、同じグレードの別の宿泊先を手配される場合もあります。その際には、プラスで料金の負担が無いか、交通費などを負担してくれるのかなどを必ず確認しておくようにしましょう。

鍵を無くしてしまった時の対処法

部屋の鍵を紛失してしまった時は、すぐにフロントへ連絡をしてください。ホテルによっても異なりますが、カードキータイプの場合は認証コードを変えるだけなのですぐに新しいものをもらえるはずです。ただ、再発行の手数料を取られる場合もあるので確認をするようにしましょう。

シリンダータイプの鍵（一般的な鍵）になると、設備の交換費用として数万円程度を請求される場合があり、この際には防犯面への配慮から、個人情報を細かく聞かれる事があります。

鍵を紛失してしまった場合の弁償額はホテルによってさまざまなので、しっかりと確認をした上で相談するようにしてください。

部屋の設備に不備があった時の対処法

海外ホテルでは、エアコンを付けてもいっこうに涼しくならなかったり、冷蔵庫が冷えていなかったり、トイレが詰まってしまうというようなトラブルが起こる場合があります。

このような時の対処法としては、ホテルのスタッフに部屋へ案内された段階で、すぐに室内の備品チェックを行う事です。荷解きをして利用し始める前であれば、万が一室内に不備があった場合に部屋の変更交渉がしやすくなるからです。

隣の部屋がうるさい時の対処法

海外ホテルでは、隣の部屋の音が響いて聞こえてしまう事があります。ただ、話し声が聞こえる程度なら、お互い様だと割り切る気持ちが必要です。

大きな音で音楽を流していたり、大きな声で怒鳴り散らしていたりと、明らかに隣の部屋に非があると感じた時は、フロントにその旨を伝えます。必要があれば部屋に入ってもらって、状況を確かめてもらうようにしましょう。スタッフが注意しても変わらないようであれば、部屋の移動をお願いできる事もあります。

自ら隣の部屋に足を運び、注意をするという事は絶対にしてはいけません。他のお客様とのトラブルの元になってしまいます。必ずホテルスタッフを通した上で、スムーズなトラブル解決を目指しましょう。

ベルボーイに渡した荷物が届かない

チェックインの際にベルボーイへ渡した荷物が、自分の部屋へ届かない事があります。トラブルの原因はさまざまですが、「別の部屋に間違って持っていった」というケースも多いようです。

通常は部屋に案内された時に一緒に運ばれたり、部屋に入ってすぐに届くものですので、届かない時は預かり証を持ってスタッフに伝えるようにしましょう。荷物がどこにあるのか速やかに探してくれるはずです。

海外ホテルは、日本のホテルとは異なるところが多々あります。もちろん、高いサービスを提供してくれるところもありますが、すべてがそうとも限りません。海外ではトラブルは付き物だと考えて、困った事があった場合には冷静に対処する術を身に付けておきましょう。

作成日：2016/01/20