日本から約3時間半のフライトで到着する、南の島グアム。海外旅行先としては、距離も費用も比較的手軽な旅先へ行く際には、まず旅行に適したシーズンを確認しましょう。ここでは、グアムに旅行する際のベストシーズンを紹介します。
グアムのベストシーズンはいつ?
太平洋に浮かぶマリアナ諸島南東の島グアムは、典型的な海洋性亜熱帯気候。一年中大きな温度変化はなく、平均気温は約26℃~27℃。一年を通して、透明度の高い海やプールで泳ぐことができます。グアムに四季はないものの、大きく分けると以下のような2季に分けられます。
11~5月(乾季)
天候は安定しているので、旅行に適したシーズン。
日差しが強いものの、湿気が少なくカラリとしているので、日陰に入れば過ごしやすく、特に12~5月のグアムは、旅のベストシーズンとなります。
6~10月(雨季)
雨季と言っても、日本の梅雨のように日々雨が降るわけではなく、短時間に雨が降るスコールが1日数回ある程度。雨季でも、旅を楽しむのに大きな支障はありません。
日本の夏休みを含む8~10月あたりでは、グアムでは雨季のピークとなり、湿度も高くなるため蒸し暑くなります。また、9~10月あたりは台風シーズンで、大型台風にみまわれる可能性も考えられます。
9〜10月あたりの時期に旅行する際には、台風が来たときに備えて準備をしておくことが大切。出発前に台風情報を収集しましょう。ちなみに台風の接近状況は、コンディション・オブ・レディネス1~4で表示されます。
コンディション・オブ・レディネス1は12時間以内に暴風域に入る恐れがあるため基本的には外出禁止、2は24時間以内に暴風域に入る恐れがあるため民家はシャッターを閉めること、3は48時間以内に暴風域に入る恐れがあるため生活必需品を確保しておくこと、4は通常のグアムの状態で72時間以内に暴風域に入る恐れがあるとなり、数字が低いほど危険性が高くなります。
ベストシーズン期間でツアーの費用が安いのはいつ?
グアムへの渡航費用は、格安航空券なら往復約3~4万円からあるものの、燃油サーチャージや空港税などの別途料金が必要になることがあります。一般の観光旅行であれば、ホテルとセットになったツアーのほうが便利でおトクなことが多いでしょう。
グアムのツアーは3~4泊の日程が人気で、予算は年末年始やゴールデンウィークを除けば、11〜5月のベストシーズンでも1人約5~10万円という手頃なものが中心。予算が大きく変動することはほとんどありません。
グアム滞在の拠点は、ホテルやショッピングセンターが集まる繁華街である、タモン地区が主流ですが、そこから離れたホテルの場合は、さらに値段がリーズナブルになるツアーもあります。
ベストシーズン期間内で、ツアー代金を抑えて出掛けたい場合には、年明けの1月中旬〜下旬にかけての期間が狙い目です。
ツアー代金の安いオフシーズンも狙い目?
グアム旅行の最安値の時期は、ゴールデンウィーク後の5月中旬から夏休み前の7月上旬までと、11月中旬からクリスマス前の12月中旬の期間だと言われています。雨季に入っても、熱帯性低気圧が停滞しなければスコールは1日数回降る程度と、天気の影響もあまりありません。ツアー代金が安く、人も少ないオフシーズンにあえて出掛けるという選択もアリかもしれません。
また、出発の曜日と時間によっても料金は異なります。週始めの月、火曜日の出発は安く、週末にかかると高くなる傾向にあります。
年間を通してアクティブに楽しめるグアムですが、気候の安定したベストシーズンに出掛けたいものです。予算や休暇のスケジュールに合わせて、自分にとってのベストプランを選びましょう。
作成日:2015/06/03